英文法を学び直したい大学生〜社会人におすすめの参考書は、1冊のみ。
『English Grammar in Use』シリーズの青色(中級 / Intermediate)です。
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留学先のアメリカやイギリス、オーストラリアなどの語学学校ではもちろんのこと、日本の英会話スクールでも補助教材として使われている、英文法書のバイブルです。
Amazonもご覧いただくと、1,000件超の高い口コミ評価に圧倒されると思います。
そう、世界中の英語学習者が活用している、優れた参考書なんです。
English Grammar in Useとは?
『English Grammar in Use』とは、イギリス・ケンブリッジ大学出版局から出ている英文法の参考書です。
1985年に初版が発売されてから現在に至るまで版を重ね、全世界で3,200万超の大ベストセラーを記録しています。
そんな『English Grammar in Use』の最大の特徴は、英語で英文法が解説されている点です。
イギリスから出版されている洋書なので当たり前といえば当たり前ですが、解説を読むだけでも英語の読解力が鍛えられます。
その上で英文法を学んでいくので、英文法の学び直しはもちろんのこと、細かなニュアンスの違いも把握しやすくなっています。
逆を言えば、英語の解説を読んで理解できるだけの英語力が必要ということになります。
そのため英語超初心者にはおすすめできませんが、TOEIC500点以上あれば、年齢問わず、中級テキストを有効活用できます。
本の構成は
- 左ページ:解説ページ
- 右ページ:問題ページ
の「見開き2ページで1ユニット」とシンプルです。
English Grammar in Useのシリーズまとめ
『English Grammar in Use』はシリーズが豊富なので、まずは全体像を掴んでおくと、あなたに最適な1冊を選ぶことができます。
- イギリス英語か、アメリカ英語か?
- 初級か、中級か、上級か?
- テキストだけで学ぶか、eBookでも学ぶか、CD-ROMでも学ぶか?
の3点が選ぶときのポイントになります。
English Grammar in Useの選び方
では早速、あなたに最適な『English Grammar in Use』の1冊まで絞り込んでいきましょう。
1)イギリス英語?アメリカ英語?
まず、イギリス英語か、アメリカ英語かですが、正直、どちらでも構いません。
品質はどちらも高く、著者も同じで、学習効果も同じです。
例えば、留学を目指しているなら留学先の国に合わせて、仕事で英語を使うなら仕事相手の発音に合わせてもいいと思います。
英語圏に好きな俳優や歌手がいるなら、その好きな人に合わせてもいいと思います。
本当に好みで構いません。
(参考までに、留学先のオーストラリアではイギリス英語版が使われていました。)
2)初級?中級?上級?
次にレベルですが、
- 赤の初級(Elementary)
- 青の中級(Intermediate)
- 緑の上級(Advanced)
と3レベルに分かれています。
ただし上級はイギリス英語版のみです。
英語レベルは
- 初級はTOEIC500点以下
- 中級はTOEIC500点以上
- 上級はTOEIC800点以上
が目安です。
繰り返しになりますが、洋書のため、全文が英語になります。
特に緑の上級は解説が細かいので、無理をして分からない箇所が多いと挫折してしまいます。
そのため英語上級者であっても、文法に磨きをかけたければ、青の中級から始められるのをおすすめします。
実際、青の中級テキストは大事な内容が詰まっており、定期的に復習している英会話講師陣も多いです。
3)テキストだけ?e-Book?CD?
最後に教材タイプですが、
- テキストだけ
- eBook付き(タブレット学習に)
- CD-ROM付き(PC学習に)
と3種類に分かれています。
ただしCD-ROMの需要は減っているため、最新版ではCD-ROM付きは廃止の流れにあります。
そのため基本的には「テキストだけ」か「テキスト+eBook付き」かの2択になります。
eBook付きの場合、銀シールで隠されたアクセスコードを使って、本書の内容を電子書籍としてタブレットにダウンロードし、音声付きで学習することができます。
eBookやCD-ROMが必要か否かは、個人の学習スタイルによりますので、お好みの方を選んでください。
英文法の参考書のバイブル『English Grammar in Use』まとめ
以上、『English Grammar in Use』の特徴と選び方についてご紹介してきました。
イギリス英語版
アメリカ英語版
英語初心者の方へ
「英語の解説を読み続けるなんて、英文法の勉強の前に挫けそう…」という場合には、日本語訳がおすすめです。
著者は同じなので、分かりやすさも同じ。
実際、勤務先である大手英会話スクールの初級クラスの生徒さん達からの評判も高いです。
2021年2月には日本語訳もオーディオ付きが登場しました。
「英文法の習得」を第一目標に、英語版か日本語訳版か、最後まで頑張れそうな方を選んでくださいね。
どうしても迷った場合
どうしても迷われるなら『イギリス英語版の青の中級』をおすすめします。
なぜなら本家イギリス英語版の青の中級が『English Grammar in Use』シリーズの基本であり、この本が世界中で高い評価を得たため、多くの派生エディションが生まれたからです。
英文法を学び直したい大学生〜社会人はもちろんのこと、TOEICやケンブリッジ大学英語検定、IELTSやTOEFLなど、各種英語検定の勉強をされている方にとっても有効な一冊になります。