洋書にチャレンジするようになり、リーディング力は上がってきた気がするけれど、リスニング力も効率よく伸ばしたいな…。
洋書がお好きなら、オーディオブックを活用するという方法もあります。
海外ドラマやポッドキャストもいいけれど、洋書と組み合わせてオーディオブックを聴くことで、リーディング力とリスニング力をバランスよく鍛えることができます。
- オーディオブックを聴くメリット
- Amazonの「オーディブル(Audible)」がおすすめな理由
- リスニング力にあった英語オーディオブックの選び方
- オーディオブックを活用した英語学習方法
英語オーディオブックを聴くメリット
オーディオブックとは、書籍を朗読した音声コンテンツです。
英語のリスニング力を鍛えたいけれど、市販のリスニング教材ばかりではつまらない…。
海外ドラマや洋画も多聴の良い教材にはなるけれど、理解する上で映像の力に頼ってしまう部分がある…。
その点、洋書のオーディオブックであれば、純粋にリスニング力のみで英語を理解する必要があります。
また、発音はもちろんのこと、本を読むだけでは分からない英語のイントネーションや抑揚も学ぶことができます。
自伝や回顧録であれば、著者自らがナレーションを務めていることも増えてきたので、その想いや熱意も感じやすくなります。
移動中でも、忙しい時でも、セクションを区切りながら隙間時間で聴くことも可能なので、使い勝手がよくて便利です。
【洋書オーディオブックがおすすめな5つの理由】
- 好きな洋書と組み合わせることで、リスニング力とリーディング力を効率よく鍛えられる
- 純粋に「聴く力のみ」で英語のリスニング力を鍛えられる
- 発音やイントネーション、抑揚も学べる
- 著者自らがナレーションを務めている場合、その想いや熱量も感じやすい
- セクションを区切りながら隙間時間で聴くことも可能
好きな洋書をリスニング教材にできるオーディオブック。
- リーディングに重点を置くなら、まずは「洋書」から
- リスニングに重点を置くなら、まずは「オーディオブック」から
取り組んでみませんか?
Amazonのオーディオブック「オーディブル(Audible)」がおすすめな6つの理由
オーディオブックを無料で利用できるサービスはいくつかありますが、著作権が切れた古い作品が掲載されていることが多いです。
古典作品の場合、今は使われない古い表現方法が使われていることも多いので、英文学に触れたい方には問題ありませんが、仕事などで実用的な英語力を身に付けたいという方には最適ではありません。
また従来のオーディオブックはCDやmp3形式で提供されることが多く、それらに対応したプレイヤーが必要でした。
その点、アマゾンが提供するオーディオブックサービス「オーディブル(Audible)」は使い勝手が最高です。
- スマートフォンで聴ける
- 新刊や話題の洋書も聴ける
- 専用アプリには再生速度の調整などリスニング力を鍛えるのに便利な機能がある
- 5分間もサンプルが聴けるので選びやすい
- 返品や交換も自由
- 最初の1冊は無料 & 30日間の無料体験ができる
オーディブルであれば、お手持ちのスマートフォンやパソコンで聴くことができます。
またアマゾンは洋書の取り扱い冊数が多いですが、ほとんどの洋書が、しかも新刊や話題の洋書でさえ、早い段階でオーディオブックとして楽しめます。
専用アプリを使えば、再生速度の調整にも対応しているため英語学習がしやすいですし、ブックマーク機能を使うことで、次に聴く時も便利です。
さらにオーディブルでは、それぞれの書籍に5分間ものサンプルが用意されているので、じっくり聴いて、自分のリスニング力と照らし合わせながら選ぶことができます。
しかも購入から365日以内であれば、返品や交換も自由に行えます。
最初の1冊は無料で試せ、30日間の無料体験もできるので、是非1冊貰って、オーディブルの素晴らしさを体験してみてください。
リスニング力に合った英語オーディオブックの選び方 3ステップ
1)ビジネスと自己啓発のジャンルがおすすめ
「読書=勉強」ではなく、「読書=楽しみ」です。
そのため洋書と言えども、まずはあなたが好きなジャンルから選びましょう。
しかし迷われるのであれば、洋書の読み方でもご紹介していますが、「ビジネス書」と「自己啓発本」がおすすめです。
この2ジャンルは、手法や考え方を多くの人に分かりやすく伝える内容である必要があるので、英文も回りくどくなく、読みやすいからです。
本から学んだことを、即、あなたのビジネスや自分磨きに活用できる点も、嬉しいポイントです。
2)Audibleのサンプルを聴く
オーディブルでは、各書籍にサンプルが用意されています。
しかも5分間も聴くことができます。
そのため、まずは5分間じっくりと英語の朗読を聴いてみて、8割以上理解できるならば、その洋書はあなたのリスニング力に最適と言えます。
きっと最後まで聴き終えることができるでしょう。
一方、8割の理解が難しいようでしたら、別の洋書を探されるのがおすすめです。
3)Amazonの洋書・難易度別リーディングガイドを活用する
自分の英語力にあった洋書を見つけにくい場合、アマゾンの洋書カテゴリーに用意されている「難易度別リーディングガイド」を活用してみるのも手です。
難易度別リーディングガイドに進むと、「Lexile指数」という、英文に使われている単語数や難易度、構文の複雑さなどを総合的に数値化したものが示されます。
いわゆる「本の難易度」を客観的に測定した指標ですが、日本人にはあまり馴染みがないので、Lexile指数をTOEICのリーディングスコアに換算した「TOEICリーディングスコアから探す」の方を活用するのがおすすめです。
Lexile指数 | TOEICリーディングスコア |
---|---|
410L〜620L | 60〜95 |
480L〜745L | 100〜145 |
610L〜835L | 150〜195 |
690L〜915L | 200〜245 |
775L〜995L | 250〜295 |
855L〜1075L | 300〜345 |
935L〜1175L | 350〜395 |
1040L〜1325L | 400〜445 |
1180L〜1450L | 450〜495 |
TOEICの「リーディング」スコアは満点が495点。
ご自身のリーディングスコアを確認の上、洋書を探される際の目安にされてみてください。
その上で、必ず(2)でご紹介したサンプル音声の理解度チェックは忘れずに。
洋書オーディオブックを活用した英語学習方法
リーディング力を強化したい場合
リーディング重視の場合、まずは洋書を読んで内容を理解しましょう(→洋書の読み方5ステップ)。
そのあとオーディオブックで朗読を聴けば、発音やイントネーションも確認することができ、ネイティブが話す英語の速さに慣れることもできます。
リスニング力を強化したい場合
リスニング重視の場合、まずはオーディオブックを聴くだけで内容を理解できるよう集中してみましょう。
その後、洋書を読んで、聞き取れなかったところを確認したり、聞き間違いがないかどうかをチェックしたりしてみてください。
「自分が発音できる単語・英文しか聞き取ることはできない」と言われていますので、
- シャドーイング:洋書を見ずにオーディオブックを聞き、追いかけるように声に出して読む英語学習方法
- オーバーラッピング:洋書を見ながらオーディオブックを聴き、朗読と重なるように声に出して読む英語学習方法
と、オーディオブックを聴きながら洋書を声に出して読んでみるのも効果的です。
ネイティブのスピードで英語を発話する練習をすることができ、同時にリスニング力も鍛えられます。