洋画を観ながらの英語学習は、楽しみながら続けられるのでおすすめです。
Watching foreign movies with English subtitles is an excellent way to improve your English.
今回おすすめする作品は『アナと雪の女王(Frozen)』です。
『アナと雪の女王』の概要
幼い頃は仲良し姉妹だったエルサとアナ。
しかし姉のエルサには触れたものを凍らせる魔法の力があり、誤って妹アナに怪我をさせてしまいそうになります。
それを境に、姉エルサは引きこもるようになりました。
月日は経ち、王位を継ぐことになったエルサですが、戴冠式の日にも力を抑えられず王国中を凍らせてしまいます。
周りの人々から怖がられ、罪悪感と恥ずかしさでいっぱいになったエルサは雪山に逃げ込んでしまいます。
そんな姉を救うため、アナは後を追い、姉妹の絆を取り戻す旅に出ます。
『アナと雪の女王』の評価
ジャンル | ファンタジー、ミュージカル |
セリフの速さ | |
セリフの量 | |
日常英会話で使える度 | |
旅行英会話で使える度 | |
ビジネス英会話で使える度 | |
笑い・ユーモア | |
作品の長さ | 102分 |
公開年 | 2013年 |
製作国 | アメリカ |
『アナと雪の女王』の発音
聞き取りやすいアメリカ英語です。
内容自体、デイズニー映画らしく簡単でわかりやすいものなので、アメリカ英語特有の発音に容易に慣れることができます。
『アナと雪の女王』で学べる英単語やフレーズ
1. Let it go! Let it go! Can’t hold it back anymore!
『アナと雪の女王』といえば、このセリフですよね。
“Let it go!”は「ありのままで」という言葉で訳され、有名な英語のフレーズになりました。
“hold back”は「感情を抑える」「思いとどまる」という意味になります。
“hold back”は日本語にすると色んな意味で使われるのですが、ここでは「自分の感情を抑える」という意味になります。
Hold back a reluctant sigh.
(気乗りしない様子のため息を抑える。)
She felt like going out late night, but vague fear held her back.
(彼女は夜遅く外出したくなったが、何となく怖くて思いとどまった。)
It was difficult to hold back my anger.
(怒りを抑えるのは容易でなかった。)
他には「〜を隠す」という意味でも使えます。
このように “hold back”は簡単な単語を組みわせた句動詞ですが、色んな意味・使い方があります。
The press held back the names of the juvenile offenders.
(マスコミは未成年犯罪者の名前を伏せた。)
2. I don’t care what they’re going to say. Let the storm rage on. The cold never bothered me anyway.
続いて、こちらもエルサ女王の有名な曲『Let It Go』の歌詞の一部からです。
“The cold never bothered me anyway.”は「少しも寒くないわ」と訳されていましたが、直訳は「どうせ、もともと寒さは気にならない」というものになります。
“bother”はよく目にする単語で「〜を悩ます」「〜を困らせる」という意味です。
意味としてはannoyよりも迷惑の程度は軽く、一方でworryと違い、「故意に〜を悩ます」というニュアンスがあります。
It doesn’t bother me.
(それで私が困ることはない。)
I hated to bother you about this.
(ご面倒をかけて申し訳ないことでした。)
また「わざわざ〜にする」という意味でもよく使われます。
Why should I bother doing that?
(なぜ私がわざわざそんなことをしなければいけないの?)
この「わざわざ〜する」という意味から派生して知っておくと便利なのが「〜するのが面倒だ」という表現です。
Oh well… I can’t be bothered.
(うーん、あぁ面倒くさい。)
I just can’t be bothered to go out tonight.
(今夜はわざわざ出かける気にならないの。)
“anyway”は文頭で「ともかく」「それはそうとして」という意味でよく使われると思います。
Anyway, I’ll call you.
(ともかくお電話します。)
もう一つよく使われる意味としては「いずれにせよ」という「直前に述べた事実が重要ではないということを付け加える時」に使うことができます。
Who cares about such gossip anyway?
(どっちにしてもそんなゴシップは誰も興味がないわよ。)
今回の “The cold never bothered me anyway.“は2つの目の使い方「直前に述べた事実が重要ではないということを付け加える時」に使われるanywayが使用されていました。
3. Hoo-hoo! Big summer blowout
エルサを追って雪山に迷い込んだアナ。
そこでサウナ付のお店に入り、暖をとろうとします。
その店主が “Big summer blowout”「夏の大セールだ!」と言います。
このblowoutはblowout saleの略で、「セール」を意味します。
They’re having a blowout sale.
(激安セールやっている。)
通常のセールよりもさらに安い激安セールを “blowout sale”と言います。
「セールをやる」が “have a sale”なので、激安セールは “have a huge sale”となりますし、今回のような “have a blowout sale”という言い方もできます。
日本語ではよく「バーゲンセール」と言いますが、この「バーゲン(bargain)」は通常価格よりも安く売られている商品そのもの、または「特別価格」「特価」を指すことが多いです。
日本語で使用されているような「セール」としての意味では使われないので注意が必要です。
I got the bicycle at a good bargain.
(自転車を安く買った。)
『アナと雪の女王』はこんな方におすすめの作品
- ディズニーが好きな方
- ミュージカルが好きな方
- プリンセスの世界観が好きな方
『アナと雪の女王』で英語学習の感想
大人気ディズニー映画『アナと雪の女王』での英語学習でした。
ディズニー映画なだけに、非常にわかりやすい英語表現が多く、専門的な表現や小難しい英単語は出てきません。
“hold back”など、難しいわけではないけれど、実はいろいろな意味がある英語が登場するので、簡単そうに見えても少し調べるだけで沢山のことを学べる作品でした。
ディズニー映画は子供でも楽しむことができる内容なので、英語学習に最適な作品です。
『アナと雪の女王』が観れる動画配信サービス
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洋画を楽しみながら英語学習もできて、おすすめです!