洋画を観ながらの英語学習は、楽しみながら続けられるのでおすすめです。
Watching foreign movies with English subtitles is an excellent way to improve your English.
今回おすすめする作品は『ハスラーズ(Hustlers)』です。
『ハスラーズ』の概要

幼少の頃に母に捨てられたデスティニーは、祖母を養うため、ストリップクラブで働き始めます。
そこで彼女はトップダンサーのラモーナと姉妹のように親しくなり、大金を稼ぐように。
デスティニーはラモーナと絆を深めながら、公私ともに順風満帆な日々を送り、子供を授かり結婚も。
しかし、2008年に起きた金融危機により、ニューヨークで働くクラブのダンサーたちは大打撃を受けます。
そこでラモーナはウォール街の裕福なサラリーマンたちから大金を騙し取る計画を企てますが…。
実際にあった事件を元に、映画化された作品です。
『ハスラーズ』の評価
ジャンル | |
セリフの速さ | |
セリフの量 | |
日常英会話で使える度 | |
旅行英会話で使える度 | |
ビジネス英会話で使える度 | |
笑い・ユーモア | |
作品の長さ | 109分 |
公開年 | 2019年 |
製作国 | アメリカ |
『ハスラーズ』の発音
ニューヨークが舞台ということもあり、全てアメリカ英語です。
酔ったシーンなどは聞き取りにくいこともあるかもしれませんが、主に日常会話で使われる台詞ばかりなので、難しい表現はありません。
『ハスラーズ』で学べる英単語やフレーズ
1)people person
ラモーナのダンスパフォーマンスに感動したデスティニーが、その秘訣についてラモーナに質問し、ラモーナが答える台詞です。
I guess I’m just a people person.
(ただ人が好きなだけだよ。)
「people person」とは、「人当たりのいい人 / 人付き合いのいい人 / 社交的で協調性のある人」という意味です。
良い意味で使われますが、peopleとpersonが組み合わされているので、意味を知らないと困惑してしまうかもしれません。
下記の例文のように、面接で自分の長所として使うこともできますし、褒め言葉として使うこともあります。
I’m a people person. I can get along well with everyone.
(私は社交的で協調性があります。どんな人とも仲良くなれます。)
You’re a people person.
(あなたは人当りがいい人ですね)
2)motherhood
ラモーナとデスティニーは次第に仲を深めていき、互いの心の内を語り合います。
ラモーナには子どもがおり、子どものためなら何でもすると語っているときの台詞です。
Motherhood is a mental illness.
(母親はイカれている。)
「motherhood」は聞きなれない単語かもしれませんが、「母であること / 母性」を意味します。
「~hood」で聞き馴染みのある単語に「近隣、近所」という意味の「neighborhood」があります。
実はこの他にも「~hood」が使われる単語はいくつかあるので紹介します。
- babyhood・・・幼児期
- childhood・・・幼年時代、幼年期
- boyhood・・・少年時代、少年期
- girlhood・・・少女時代
- adulthood・・・成人期
- brotherhood・・・兄弟の間柄、組合
- sisterhood・・・姉妹の間柄、婦人団体
「〜hood」で「状態、性質、集団」などを意味します。
例えば「motherhood」は「お母さんである状態=母性」となり、「neighborhood」は「隣人の集団=近所、隣人たち」となります。
これから「〜hood」という単語を見かけたら、その意味を連想してみてください。
3)come up with
リーマンショック後にクラブでお金を落としてくれる顧客が大幅に減り、生活に困るラモーナは、お金を稼ぐある方法を思いつきます。
That’s when Ramona came up with her special recipe.
(それでラモーナは特別なレシピを思いついた。)
「come up with」 の意味は「~を思いつく」です。
いいアイデアやよりよい方法などが思い浮かんだというニュアンスです。
今回は「come」の過去形「came」で「思いついた」となっています。
日頃の会話で使える表現なので覚えておくと便利です。
I just came up with a great idea!
(いいこと思いついた!)
The singer said that she always comes up with songs when she is walking outside.
(その歌手は「外を歩いている時にいつも曲が思いつく」と言っていた。)
ちなみに「come up with」と似ている形で、「catch up with」という表現もあります。
「~に追いつく」という意味です。
My sister finally caught up with me.
(妹が、やっと私に追いついてきた。)
『ハスラーズ』はこんな方におすすめの作品
- かっこいい女性たちの映画を見たい方
- 女子同士で盛り上がる映画を見たい方
- アメリカの社会問題をテーマにした映画を見たい方
『ハスラーズ』で英語学習の感想
出演者がとても豪華。
特に女優陣の演技とダンスがかっこいいので、楽しく英語学習ができます。
下品な単語やスラングも多いので、それらが苦手な方にはお勧めできませんが、女子の友情やアメリカの格差社会問題なども描かれており、見た後に余韻が残る映画です。
劇中で流される音楽もストーリーにマッチしていて映画を盛り上げてくれます。
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