英語学習におすすめの海外ドラマ・洋画まとめ
PR

グレイズアナトミー(Grey’s Anatomy)を英語字幕で観ながら英語学習!名言やスラングを学ぼう

海外ドラマを観ながらの英語学習は、楽しみながら続けられるのでおすすめです。

Watching international TV dramas with English subtitles is an excellent way to improve your English.

今回おすすめする作品は『グレイズ・アナトミー(Grey’s Anatomy)』です。

グレイズ・アナトミーを英語音声で観る >

スポンサーリンク

『グレイズアナトミー』の概要

医療関係者なら耳にしたことがあると思われる医学書「人体の解剖学」。

著者がヘンリー・グレイであることから「グレイの解剖学(Gray’s Anatomy)」という呼び名がよく使われています。

作品タイトルはこの医学書になぞってつけられ、主人公は医学校を出たばかりのインターン、メレディス・グレイです。

メレディスとインターン仲間は初日からシアトルの大病院の現場に放り込まれます。

長い研修期間を無事終える前の脱落は当たり前。

いきなり48時間のシフト。
決して甘えを許さない指導医。
文字通りの生と死の「命」の現場。

訓練とは違う実践は、失敗と戸惑いに満ち溢れたものです。

そんな中、メレディスは指示を受けて話そうとした担当ドクターの顔を見て、慌てて踵を返します。

何を隠そう、彼は昨夜、一夜を共にした名前しか知らない相手でした。

「上司と部下」である二人の今後の関係はとても気になるところです。

またインターン仲間は同期であり、同時にライバルでもあります。

協力と競争、ギリギリのラインを保ちながらも励まし合い、メレディスたちは職務をこなしていきます。

そこには友情や恋模様もあり、じれったくもキュンとさせられるシーンは、シビアな現場とのギャップに新鮮さが感じられます。

普段知り得ない「病院の中」のドラマは、リアルな手術シーンなども含めて見ごたえがあります。

それを彩る個性豊かな登場人物は魅力的で、時には衝突もありながら、皮肉やユーモアでニヤリとする場面が楽しめます。

数ある医療ドラマの中でも、かなり作りこまれていて、本国アメリカでは第14シーズンまで放送されている人気作品です。

『グレイズアナトミー』の評価

ジャンルメディカル、恋愛、ヒューマン
セリフの速さ4.0
セリフの量4.5
日常英会話で使える度4.0
旅行英会話で使える度2.0
ビジネス英会話で使える度2.5
笑い・ユーモア3.5
1話の長さ44分
シーズン1放送開始年2005年
製作国アメリカ

『グレイズアナトミー』の発音

医療ドラマの性質上、字幕があっても一瞬読めないような病名や処置法がありますが、そこにはこだわらないようにしましょう。

医療関連のセリフ以外は、ごく普通の若者たちの他愛もない会話で、聞き取りも難しくありません。

とても聞きやすいアメリカ英語です。

『グレイズアナトミー』で学べる英単語やフレーズ

ミスの許されない医療現場の緊迫した会話と、医療現場を離れた時のちょっと切ない恋模様。

会話リズムの違いを楽しみつつ、語彙も増やしましょう!

  • surgical resident
  • table
  • How well you play, that’s up to you.
  • Like I said, I’m screwed.
  • We hang out.
  • code blue

1) surgical resident

インターンは日本語でもおなじみで、研修で入社した人を指します。

surgicalは「外科の、外科的な」という意味になり(外科医はsurgeon)、residentはここでは「研修医」を意味します。

residentは「居住者、老人ホームの入居者」などを指す単語ですが、アメリカでは専門分野の研修医を表す名詞でもあります。

作品中、インターンという単語も使われますが、逆に言えばresidentは医療関係のインターンにしか使えません。

日本と同様、アメリカでは特に外科医がエリートとされています。

医者になるからには外科医を目指したい。

そう考えている医者の卵が大勢いるので、surgical residentに辿り着くまでも、たゆまぬ努力が必要とわかります。

2) table

テーブルは日本語でも普通に使う単語ですが、医療現場では「手術台、治療用のベッド」という意味になります。

tableも場面によって訳し方が変えられる便利な名詞ですが、共通するのは「場所」を示すことです。

「交渉のテーブル」という表現もあるように、まさに「交渉を行う場所」ということでtableを使います。

手術台なら「手術を行う場所」ということでtableが使われます。

外科手術台ということをより明確にしたい場合は「surgical table」ということができます。

3) How well you play, that’s up to you.

晴れて研修医となった若者たちに、外科部長の言葉が響きます。

「7年間の研修期間は人生最高で、最悪になる」と。

How well you play, that’s up to you.
(勝負の行方は、自分次第だ。)

up to youで「あなた次第」というフレーズになります。

このセリフの主語that は、その前の文章の内容を指しています。

up toの目的語は色々なものを入れることができます。

また主語にitがくる場合や、主語を省略する場合は「Up to you.」とだけ言うこともできます。

飲み会後の二次会。

「どうする?」と友人が尋ねます。

It’s up to you.
(あなた次第よ。)

友人の答え次第で決めよう、と言う場面で使えます。

野球の試合が近づいてきています。

スタメン選出は監督に決定権があります。

That’s up to him.
(彼の判断次第だ。)

ハラハラドキドキです。

to+動詞の不定詞を使って、より明確に行動を表すこともできます。

It’s up to you to tell her the truth.
(彼女に真実を告げるかどうか、君の判断に任せよう。)

黙っているか否か、まさにあなた次第です。

このセリフの中のplayは「遊ぶ」「スポーツをする」と言う意味ではなく、「仕事などをこなす、立ち回る、勝負する」という意味で使われています。

仲間であると同時に競争相手のインターン同士、勝ち残りの勝負なのです。

4) Like I said, I’m screwed.

非情とも思える部長の言葉を聞き、メレディスは心の中でつぶやきます。

Like I said, I’m screwed.
(ということは、また失敗ね。)

冒頭でメレディスは「勝負は素質、母は偉大だった。私は失敗ばかり。」と振り返っています。

そして部長の厳しい言葉。

自分の勝負する場所ではなかったのではないか。
選択を誤ったのではないか。

そんな思いで、メレディスは自分に対して語りかけます。

まずLike I saidですが、とても便利な一言です。

このlikeは「好き」ではなく、「〜のように」という意味です。

異論や反論で被せてくるような人や、念押しするような時に使え、「さっきも言ったけど」や「私が話した通り」という訳が当てはまります。

メレディスの場合、冒頭の自分のつぶやきに対して「さっきも言ったけど、やっぱり」というニュアンスです。

Like I said, it won’t work.
(さっきも言ったけど、うまくいかないよ。)

無駄なことを言い張る相手に使いましょう。

be screwedで「騙される」「失敗する」「ひどい目にあわされる」などの表現ができます。

動詞screw(ネジで締める、等)を変化させた形容詞で、この動詞自体も「騙す」という意味を持っています。

be動詞の代わりにgot(getの過去形)を使うこともできます。

I got screwed.
(またドジっちゃった。)

このgotは現在も含めた過去のある時点からのことを言っているので、完全なる過去形の意味合いではありません。

何れにしても、ネガティブなニュアンスになります。

Look. She is screwed.
(ほら、彼女、騙されてるよ。)

陰口は感心しませんが、お人好しの彼女に対してこんな風に噂話になるかもしれません。

5) We hang out.

洗濯物を干すような時にhang outが使われますが、「うろつく」「しばしば訪れる」といったニュアンスでも使うフレーズです。

砕けて言うと「つるむ」と訳すことができます。

新人研修医の初日のシフト。

まだお互いに名前くらいしか知らない間柄です。

インターン仲間の一人が「メレディスとは友達だ」と言ってから、「まだ本当には友達ではないけれど仲はいい」と付け足します。

We hang out.
(よく一緒にいるしね。)

この内容の通り、特別親密な間柄ではないけれど、一緒に時間を過ごすというシチュエーションにぴったりです。

一緒に出かけるという場面でも、友達ならばデートにはあたりません。

そこで使えるのがhang outです(もちろん恋人同士出かける時にもhang outは使えます)。

Let’s hang out this weekend.
(週末、一緒に過ごそうよ。)

落ち込んでいる友人を気晴らしに誘ってみましょう。

特別な目的はないけれど、ただおしゃべりしているだけでも楽しいはずです。

We used to hang out a lot when we were kids.
(子供の頃はよく一緒に遊んだね。)

久しぶりに再会した幼馴染とはこんな会話をするかもしれません。

6)code blue

code blueは山下智久さん主演ドラマの影響で、今では日本語でもおなじみですね。

「緊急事態」を意味しますが、医療現場では主に心肺停止を指します。

ちなみにcode redはそれ以上の緊急事態、厳戒態勢が必要な状況を指します。

『グレイズアナトミー』はこんな方におすすめの作品

  • メディカルドラマが好きな方
  • ちょっと切ないラブストーリーが好きな方
  • しっかりとした自己主張のできる会話リズムを身に付けたい方

『グレイズアナトミー』で英語学習の感想

本格的なメディカルドラマの性質上、馴染みのない専門用語がたくさん出てきます。

ただ中にはMRIやCTなど聞き慣れた用語もありますので、使われ方に注目して見てください。

たとえば診断に必要なMRIをドクターが指示するときには「Order MRI」という表現が使われます。

医療現場を疑似体験できるという作りも、この作品を楽しめる大きなポイントになります。

腫瘍や縫合、発作など、学校で習うことのない英単語はたくさん出てきますが、繰り返し見れば耳に馴染んできます。

そして他のメディカルドラマを見るときも、未知の単語が少なくなります。

また一人前の外科医になるために、インターンたちの「我こそは」と言う姿勢は、セリフの力強さによく現れています。

時には自分の主張をどうしても通さなければならないこともあります。

そんな時には、この強い会話リズムを身に付けていると大いに役立ちます。

全体的に、長ゼリフが延々と交わされることはないので、テンポの良い会話を楽しんでください。

さらに登場人物たちの恋模様も作品の柱の一つになっているので、恋愛英語にも大いに注目してください。

胸が締め付けられるようなやり取りはじれったく、切なくもあります。

愛をささやき合うようなロマンティック路線ではありませんが、逆に衝突した場面で交わされる会話のリズムは、様々な場面で役に立ちます。

『グレイズアナトミー』が観れる動画配信サービス

Amazonプライムビデオ

『グレイズアナトミー(Grey’s Anatomy)』はAmazonプライムビデオで配信されています(最新の配信状況は公式サイトでご確認ください)

Amazonプライムビデオは「定額制」&「映画やオリジナルTV番組が見放題」になる動画配信サービスです。

お気に入りの作品は購入、話題の新作はレンタルもでき、字幕版吹替版の両方が用意されています。

さらに30日間無料お試しもありますので、医療ドラマや恋愛ドラマが好きな方は視聴してみてはいかがでしょうか。

海外ドラマを楽しみながら英語学習もできて、おすすめです!

グレイズ・アナトミーを英語音声で観る >