TOEIC600点は、中級以上の英語力があることを示すスコアとして知られています。
履歴書に記入するため、企業の人事担当者へアピールするためには、600点以上のスコアがほしいところです。
600点の壁を突破するため、効率よく英語のスキルを上げていきましょう。
TOEIC600点以下の方が強化すべきスキルやポイント
TOEIC600点を目指す方は、英語はなんとなくわかってきたけれど、まだ自信のないところもあるというレベルかと思います。
基礎的な英語力はあるはずですので、その基礎力にさらに英語の知識を上乗せしていきましょう。
TOEIC600点突破を狙う場合、特に強化すべきポイントは、
- 語彙力
- リスニング力
の2点です。
語彙力とリスニング力は、特に短期間でスキルアップできる力であり、この2点を強化することは、TOEICスコアアップにたいへん効果的です。
TOEIC600点以上を取りたい方におすすめのリスニングパート学習方法
Part 1 & Part 2
Part 1は写真に合う説明文を選択する問題です。
説明文が短いので、正解率を上げたいパートです。
人物の写真の場合、その人が何をしているか、というのが問われることが多く、人物以外の写真の場合はどこに何があるか、ということが問われることが多いです。
Part 2は質問文に対して、正しい回答文を選択する問題です。
疑問詞を正確に聞き取り、何を聞かれているかを理解し、正しい回答文を選択しなければなりません。
Part 1、Part 2ともに、細かいワードを聞き取れるかどうかが正否を分けます。
細かい単語を聞き取れるようになるためには、ナチュラルスピードのネイティブの英語に慣れなければなりません。
少しでもいいので、できるだけ毎日一度は、英語のシャワーを浴びましょう。
とはいえ、TOEICでは極端に特殊なアクセントや癖のある英語は出題されませんので、リスニング強化のための英語のシャワーとして利用する音声教材としては、
- TOEIC公式問題集に付属の音声教材
- CNNなどの英語ニュース
- NHKの語学講座
- TOEIC対策アプリ
などが適しています。
同じ教材を繰り返し聴き、わからない箇所がないようにすることも効果的です。
リスニング学習中にも、知らない単語が出てきたら必ず辞書をひき、語彙力も上げていきましょう。
Part 3 & Part 4
Part 3は会話を、Part 4はナレーションを聞いたうえで、問題用紙に書かれた問題文に合う回答を選択します。
Part 3とPart 4は、問題用紙に書かれた問題文と選択肢を先にざっと読めると正解率が上がります。
過去問やTOEIC公式問題集などを活用して、問題の形式に慣れておいてください。
リスニング力は、とにかくネイティブの英語に慣れないと向上しません。
移動中や、寝る前などでもいいので、できるだけ生の英語に触れるようにしましょう。
勉強的な要素が苦手な方は、海外ドラマや洋画を英語音声で観ると、楽しみながらも生の英語に触れられます。
TOEIC600点以上を取りたい方におすすめのリーディングパート学習方法
Part 5 & Part 6
リーディングセクションのPart 5およびPart 6は、穴埋め問題です。
空欄にあてはまる語句を選択するこれらのパートのスコアを上げるために、ぜひ伸ばしたいのが語彙力です。
単語の意味を知っているかどうかは、点数を大きく左右します。
日頃の英語学習で、知らない単語に出会ったら意味を調べるのはもちろんのこと、単語集などを活用して、語彙力をどんどん磨いていきましょう。
また、ぜひ覚えてほしいのがイディオムです。
(例文)In spite of the bad weather, we had a great time.
この文で、in spite of~は、~にもかかわらず、というTOEIC頻出イディオムです。
このイディオムを知っていれば、in spiteの後にはforやwithなどほかの前置詞は入らないことがわかり、空欄補充問題で前置詞が問われた場合に正しい答えを導くことができます。
単語とともに、ぜひ多くのイディオムを覚え、語彙力を高めていきましょう。
Part 7
Part 7は長文読解問題です。
一つの長文に対して複数の問題がありますが、決して問題量は少なくないので、スピーディーに問題を解いていく必要があります。
ここでも重要なのは語彙力です。
知らない単語が複数出てくると、読解のスピードは極端に落ちてしまいます。
ところが、例え文章全体の意味が捉えられなくても、単語の意味を知っているだけで意味を推測でき、正解にたどり着ける場合もあります。
様々なジャンルの長文が出題されますが、特にビジネス分野の文章は必ず出題されます。
例えば、以下のようなイディオムは、英語を使用して仕事をしている人には見慣れた表現です。
- be eligible for (資格がある)
- compensate for (補償する、埋め合わせる)
- in response to (~への回答として)
- responsible for (~の責任がある)
- with regard to (~に関して)
ビジネスシーンでよく使用されるイディオムは必ず覚えておきましょう。
リスニング力強化も、語彙力アップも、日頃の積み重ねが大切です。
リスニング力と語彙力を中心に英語力を伸ばせば、TOEICのスコアは必ず上がります。
600点突破を目指して頑張りましょう。