洋画を観ながらの英語学習は、楽しみながら続けられるのでおすすめです。
Watching foreign movies with English subtitles is an excellent way to improve your English.
今回おすすめする作品は『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(Harry Potter and the Prisoner of Azkaban)』です。
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の概要
大人気ファンタジー『ハリー・ポッター』シリーズの第3作。
ホグワーツ魔法魔術学校3年生になるハリー・ポッターは、夏休み中帰省していたダーズリー家で、嫌がらせを受けていました。
そしてダーズリーおじさんの妹である、マージョリーに両親を侮辱され、堪忍袋の緒が切れたハリーが家を飛び出し、途方に暮れているところ、「夜の騎士バス」が現れ、「漏れ鍋」に連れて行きます。
そこでは、アズカバンを脱獄したシリウス・ブラックが自分の命を狙っていることを知ります。
シリウスは魔法界で恐れられているヴォルデモートの部下で、ハリーの両親を裏切ってその居場所を教えてしまったというのです。
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の評価
ジャンル | ファンタジー |
セリフの速さ | |
セリフの量 | |
日常英会話で使える度 | |
旅行英会話で使える度 | |
ビジネス英会話で使える度 | |
笑い・ユーモア | |
作品の長さ | 144分 |
公開年 | 2004年 |
製作国 | アメリカ |
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の発音
『ハリー・ポッター』シリーズといえばイギリス英語。
特に主人公のハリーやロン、ハーマイオニーなど子役の役者たちは、はっきりと分かりやすく話しているので、イギリス英語で英語を勉強したい方にとっては最適です。
また本作からは、シリウス・ブラックやリーマス・ルーピンなど、魅力的な大人のキャラクターも加わります。
有名なイギリス人俳優ばかりで、美しい英語を話すので、楽しみながら英語学習ができます。
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で学べる英単語やフレーズ
1. Reckon you’ve heard of him?
「夜の騎士バス」にて、スタン・シャンパイクがハリーにシリウス・ブラックについて教えるシーン。
ピックアップしたセリフの前には、以下のセリフがあり、
Well that’s the question, isn’t it?
He’s the first one who did it.
He was a big supporter of You-Know-Who.
Reckon you’ve heard of him?
「Reckon you’ve heard of him?」 は、「シリウスブラックのこと、聞いたことあるだろ?」という意味です。
「reckon」は「〜とみなす、考える」という意味です。
この動詞は、口語的な文脈で、「〜であると考える」という意味でよく使用されます。
アメリカではほとんど耳にすることがないですが、イギリスやオーストラリアなどではよく使用されます。
He is coming soon, I reckon.
(彼はもうすぐ来ると思うよ。)
What time do you reckon to go?
(何時に行くつもり?)
2. Well, whereabouts are you headed?
こちらも「夜の騎士バス」でのスタン・シャンパイクの言葉で、「バスでどこに行きたいのか」を聞いているシーンです。
この「whereabouts」と「where」との違いはなんでしょうか。
会話中に「どのへん?」「どの辺り?」と聞くときに使われます。
about(〜のあたりに)が付いているところからも分かるように、「どのあたりに」という意味になります。
Whereabouts do you live?
(どのあたりに住んでいますか?)
Oh really? Whereabouts? I’ve lived in Tokyo as well!
(本当?どの辺?私も東京に住んだことがあるよ!)
ちなみに、名詞としてもよく使用され、名詞で使われる場合は「行方、居場所、居所、所在、位置」という意味になります。
His whereabouts are unknown.
(彼の居場所は不明です。)
They believed that I was alive and desperately searched for my whereabouts.
(彼らは私が生きていると信じて必死で居場所を探してくれた。)
3. Ah, vengeance is sweet.
シリウス・ブラックに対して、相手が持っているものを放させるための防御用呪文「エクスぺリアームス」をかけようとします。
学生時代、ハリーの父親であるジェームズやシリウスにいじめられていたスネイプは「復讐ができて嬉しい」と言います。
ここで使われているのが「復讐」を意味する「vengeance」という意味です。
His desire for vengeance is growing.
(彼の復讐への欲求は高まっている。)
The terrorists sought vengeance for the death of one of their members.
(そのテロリスト達は仲間の一人の死に対する復讐の機会を探っていた。)
復讐にまつわる単語はいくつかあるので、ここで比較してみたいと思います。
- revenge「復讐,報復」「復讐する」
- avenge「復讐する」
- vengeance「復讐,報復」
revengeは名詞、動詞の両方で使えます。
一方で、avengeは動詞のみ,vengeanceは名詞のみという違いがあります。
また、revengeは自分のための復讐,avengeは他人のための復讐、というイメージがありますね。
avengeは、不正や悪事に対する、正義感から行うものを指します。
The murderer was killed by his victim’s avenging husband.
(被害者は夫の復讐を果たすために、殺人者を殺した。)
revenge は個人的な動機による復讐を意味します。自分に悪いことをした相手に対する、恨みや怒りに基づいた行動を指します。
It is easy to be overwhelmed with feelings of hate and revenge.
(憎しみや復讐心といった感情に簡単に支配されてしまう。)
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』はこんな方におすすめの作品
- ファンタジー作品が好きな方
- イギリスに興味がある方
- 魔法の世界の物語に興味がある方
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で英語学習の感想
『ハリー・ポッター』シリーズはイギリス英語を勉強するのに最適な映画です。
はっきりと話しているので発音も聞き取りやすいですし、 「I reckon」など、典型的なイギリス英語も学ぶことができます。
また、シリーズを通して、ハリーたちが大人になるにつれ、会話内容も難しくなっていきます。
ぜひ第1作目からフォローして、ハリー達の成長と共に英語学習も進めていけると楽しいですね。
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』のDVD・ブルーレイ
「いつでも好きなタイミングで観たい」「大好きな作品なので、手元に持っておきたい」という方には、DVDやブルーレイの購入がおすすめ。
言語 | 英語、日本語 |
字幕 | 日本語、英語 |
販売元 | ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント |
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お持ちのレコーダーによって、日本語への音声・字幕の切り替えが上手くいく方とそうでない方がいるようですので、英語だけでなく、日本語でも観たい方は、自己判断でご検討ください。
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』が観れる動画配信サービス
※本ページの情報は23年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(Harry Potter and the Prisoner of Azkaban)』はU-NEXTで配信されています。
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洋画を楽しみながら英語学習もできて、おすすめです!