洋画を観ながらの英語学習は、楽しみながら続けられるのでおすすめです。
Watching foreign movies with English subtitles is an excellent way to improve your English.
今回おすすめする作品は『ハリー・ポッターと賢者の石(Harry Potter and the Philosopher’s Stone)』です。
『ハリー・ポッターと賢者の石』の概要
両親は自動車事故で亡くなったと伝えられ、叔父と叔母の家に引き取られていた少年ハリー。
11歳の誕生日を迎えたハリーは、自分が魔法使いであるということを知ります。
突然のことに驚きながらも魔法魔術学校ホグワーツに通うことになり、赤毛が特徴的で少しおっちょこちょいなロンや、マグル(魔法使いでない人)出身で秀才の少女ハーマイオニーと出会い、魔法学校で刺激的な学校生活を送ることになります。
さまざまな魔法生物や目を見張るような魔法に出会い、奇想天外な学校生活を楽しみながらも、次第に自分の命を狙う恐ろしい魔法使いがいることを知ります。
全世界を魅了した世界的なファンタジーストーリーです。
『ハリー・ポッターと賢者の石』の評価
ジャンル | ファンタジー |
セリフの速さ | |
セリフの量 | |
日常英会話で使える度 | |
旅行英会話で使える度 | |
ビジネス英会話で使える度 | |
笑い・ユーモア | |
作品の長さ | 152分 |
公開年 | 2001年 |
製作国 | イギリス・アメリカ |
『ハリー・ポッターと賢者の石』の発音
イギリスを舞台にしているファンタジー作品。
主人公ハリー・ポッターが通う魔法魔術学校ホグワーツは、イギリスの伝統的な寄宿学校をモデルにしているので、正統派の美しいイギリス英語です。
変なアクセントはなく、比較的聞き取りやすいです。
『ハリー・ポッターと賢者の石』で学べる英単語やフレーズ
1. It does not do to dwell on dreams and forget to live.
心の願望を映し出す「みぞの鏡」のシーン。
ここでホグワーツ魔法学校の校長ダンブルドア先生は「夢にふけっていてはならん、ハリー。生きることを忘れてはならんのだ」と言います。
ここに登場するdwell onで「〜についてくよくよ考える」と言う意味になります。
ハリーが「みぞの鏡」を見ると、亡くなった父と母に囲まれたハリー自身の姿が写っているのです。
幼い頃に両親を亡くしたハリーにとっては、自分の家族を持つことが最大の喜び。
いつしか毎晩のように寝室を抜け出して、鏡の前で時間を過ごすようになります。
そんな姿を見かねたダンブルドア校長が、いつまでも夢の中で生きているのではなく、現実を生きるように諭します。
I don’t want to dwell on the past.
(過去のことを引きずりたくない。)
Don’t dwell on your past failures.
(過去の失敗をくよくよ考えるなよ。)
2. It takes a great deal of bravery to stand up to your enemies, but a great deal more to stand up to your friends.
学期末、大広間でスピーチをするダンブルドア校長。
彼は「敵に立ち向かうのは大変勇気がいることだが、友達に立ち向かうのはもっと勇気がいる」と述べます。
ハリー、ロン、ハーマイオニーは賢者の石が闇の魔法使いに狙われていると知り、寮を抜け出して戦いに出ます。
その姿を見た同じ寮生の少年ネビルは、彼らが夜中に歩き回ることで自分達の寮が罰則を受けることを危惧します。
普段は引っ込み思案で臆病なネビルですが、この時ばかりは勇気を振り絞って「お前たちと戦う!」と宣言します。
真面目なネビルはそれほどまでに寮全体、みんなのことを考えていたのです。
そんな彼に対して、その勇気を称えたのがダンブルドア校長の言葉です。
ここでは勇気という意味の「bravery」が使用されています。
同じ勇気を表す「courage」とはどう違うのでしょうか?
courageは自分の内面で発揮される強い心を指し、一方でbraveryは危険を恐れず、行動で勇気を示す様で「勇ましさ」というニュアンスがより強いです。
ヴォルデモートに立ち向かう決意をしたハリーに対してハーマイオニーがかけた言葉でもbraveryという言葉が使われています。
Books! And cleverness! There are more important things – friendship and bravery and – oh Harry – be careful!
(私なんて!本が何よ!頭がいいなんて何よ!もっと大切なものがあるわ…友情とか、勇気とか…ああハリー。お願い、気を付けてね!)
3. Brutal, but no one’s died in years. Someone will vanish occasionally, but they’ll turn up in a month or two!
ロンの兄フレッドの「たまに消えるヤツがいるけど、1,2ヶ月したら姿を見せる」というフレーズです。
魔法界にはクィディッチというスポーツがあります。
箒に乗って空を飛びながら様々な種類のボールを使ってプレーする、子供たちにも大人気のスポーツ。
そんなクィディッチの代表選手にハリーは選ばれることになります。
ロンの双子の兄弟ジョージとフレッドも代表選手で、実は死人が出たり、消えてしまう選手が出たりと、ちょっと危険なスポーツでもあると説明します。
ここで使用されているvanishについてですが、disappearやfadeとはどう違うでしょうか。
どれも「消える」と言う意味ですが、disappearは最も一般的で使いやすい言葉で、fadeは徐々に消えていくという意味合いを持ちます。
一方でvanishは姿や存在が「完全に消える」ことを表し、特に「突然、急に」というニュアンスが変わります。
クィディッチというスポーツで突然消えてしまう選手がいる、と言いたときはvanishが最適であることがわかりますよね。
Tom’s smile quickly vanished.
(トムの顔からたちまち笑顔が消えた。)
『ハリー・ポッターと賢者の石』こんな方におすすめの作品
- ファンタジー映画が好きな方
- イギリス文化が好きな方
- イギリス英語に興味がある方
『ハリー・ポッターと賢者の石』で英語学習の感想
ハリー・ポッターで面白いのは、イギリス独特の英語表現です。
例えば、ハリーの親友ロンはびっくりした時に「Blimey!」とよく口にします。
これはWow!(すげえ!うわ!)といった感嘆詞に相当するイギリス英語。
こういったイギリス英語を勉強するという意味でもおすすめの作品です。
メインキャラクターはハリーやロン、ハーマイオニーをはじめとする魔法学校の生徒たちです。
子どもたちが話す英語なので、それほど難解な英語が頻出するわけではなく、さまざまな魔法魔術など視覚的に楽しみが多い映画なので、楽しみながら英語学習を行うことができます。
『ハリー・ポッターと賢者の石』のDVD・ブルーレイ
「いつでも好きなタイミングで観たい」「大好きな作品なので、手元に持っておきたい」という方には、DVDやブルーレイの購入がおすすめ。
言語 | 英語、日本語 |
字幕 | 日本語、英語 |
販売元 | ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント |
『ハリー・ポッター』シリーズ全8作品がセットになった、超お得なAmazon限定品(1作品ずつ揃えるより、なんと約42%OFF!)もあります。
お持ちのレコーダーによって、日本語への音声・字幕の切り替えが上手くいく方とそうでない方がいるようですので、英語だけでなく、日本語でも観たい方は、自己判断でご検討ください。
『ハリー・ポッターと賢者の石』が観れる動画配信サービス
※本ページの情報は23年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
『ハリー・ポッターと賢者の石(Harry Potter and the Philosopher’s Stone)』はU-NEXTで配信されています。
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洋画を楽しみながら英語学習もできて、おすすめです!