英語学習におすすめの海外ドラマ・洋画まとめ
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ロスト(LOST)を英語字幕で観ながら英語学習!名言やスラングを学ぼう

海外ドラマを観ながらの英語学習は、楽しみながら続けられるのでおすすめです。

Watching international TV dramas with English subtitles is an excellent way to improve your English.

今回おすすめする作品は『ロスト(LOST)』です。

ロストを英語音声で観る >

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『ロスト』の概要

48人。

これは墜落したシドニー発ロサンジェルス行きの旅客機で生き残った人数。

彼らはどことも知れない無人島で、助けを求めて叫び続けます。

そんな中、一つでも多くの命を救おうと行動を起こすジャック。

彼こそが主人公で、医者である彼は勇敢に立ち回ります。

ただ無残に破壊され、燃える機体は、彼らの行く末に暗い影を落とします。

お互い名前も知らない生存者たちが島での最初の夜を迎えると、早速不気味な出来事がその片鱗を見せます。

暗闇と恐怖の中、生存者たちの生き残りをかけた戦いの物語の始まりです。

彼らの望みはただ一つ。

生き残り、無事帰郷すること。

それを絶望へと導くような謎が次から次へと起こっていきます。

過去が明らかになる者、不可解な行動をとり続ける者、様々な人間模様は生存者たちの中で複雑に絡み合っていきます。

『ロスト』の評価

ジャンル ミステリー、アドベンチャー
セリフの速さ 4.0
セリフの量 5.0
日常英会話で使える度 4.0
旅行英会話で使える度 2.0
ビジネス英会話で使える度 1.0
笑い・ユーモア 2.0
1話の長さ 43分
シーズン1放送開始年 2004年
製作国 アメリカ

『ロスト』の発音

アメリカ英語です。

緊迫したシーンが多くあり、聞き取りづらい場面もありますが、限りなくナチュラルな英語に触れることができます。

単語を追うよりも、シチュエーションを楽しむことを優先すると、聞き取れる単語も多くなります。

『ロスト』で学べる英単語やフレーズ

  • Come on!
  • I could use a little help here.
  • Hang in there.
  • bodies

航空事故でたどり着いたのは無人島。

非日常の中で交わされる会話にも日常がにじみ出る、平穏とスリルの緩急を楽しんでいきましょう!

1) Come on!

目を覚ますと、ジャングルの中で横たわっている自分にしばし呆然とする主人公・ジャック。

傷だらけの体で必死に立ち上がる中、一体何が起こったのか記憶を手繰ります。

痛みに耐えながら、走り抜けた先には白い砂浜、広がる海。

そこには旅客機の残骸と、傷つき横たわる人々、助けを求めて叫ぶ人々がいました。

医者であるジャック。

彼は今自分が何をすべきかを悟り、人々の命を救うべく駆けずり回ります。

そんな中、呼吸が止まった女性が蘇生術を受けている光景が目に止まります。

ジャックは医者としての知識と経験をもって、すぐさま自分自身で蘇生を試みます。

人工呼吸、胸部の圧迫。

Come on! Come on!

ジャックは胸部圧迫を繰り返しながら叫びます。

Come on!は「(こっちへ)おいでよ!」という、よく聞くフレーズです。

しかしながら、この Come on はとても便利で、多くの場面で使えるフレーズなんです。

そのため訳す場合は、「おいでよ」「おいおい」「まさか」「やめろよ」と、場面ごとに色々な言葉が当てはまります。

ちなみにドラマのこの場面で、ジャックの「Come on!」は日本語字幕に訳されていません。

緊迫した場面を見るだけで、訳す必要がないくらい何を言おうとしているのか十分理解できるからでしょうか。

どうしても訳をつけるとしたら、「息をしろ!この世へ戻ってこい!」という内容になるでしょう。

「Come on」のどこにもそんな意味合いはありませんが、この通り、使う場面ごとに「使える」一言です。

たとえば楽しみにしていたキャンプが明日に迫った夜。

友人が突然行かない、と言い始めます。

Oh, come on!
(おい、嘘だろ?そんなこと言うなよ!)

というニュアンスを込めて使えます。

あなたは命を狙われて、悪人から逃げています。

隙をついて、助けを求めるべく電話をかけますが、電話の応答はなかなかありません。

Come on, come on!
(早く、早く!誰か電話に出て!)

と祈りにも似た言葉をつぶやくことになります。

あなたは友人とトランプに夢中です。

友人の出す札によって勝敗が決まる大事な場面。

Come on!
(早く出せよ!)

と勝利を信じて言ってみましょう。

文字通り「来る」という訳が当てはまる場合でも、「急げ!」の方がしっくり来ることも多くあります。

たとえば麓まで迫り来る山火事が起きたら、住民を避難させようと叫ぶ人がいるはずです。

Come on! Come on!

こんな場合は、間違いなく「急げ、急ぐんだ!」となります。

2)I could use a little help here.

遥か上空から墜落した旅客機。

その衝撃で海岸から離れたジャングルに投げ出されたジャックが無傷でいられるはずがありません。

彼は散乱した手荷物を探り、何かを取り出すと、人々から離れた場所に移動します。

着衣を脱ぎ捨てるジャックの背中にはざっくりと大きな傷口。

その傷口は血にまみれています。

痛みに少し顔を歪めながらも、なんとか治療できないかと思案します。

そこに現れたのは生存者の一人、ケイト。

ジャックは彼女に声をかけ、縫い物ができるか尋ねます。

彼が持ち出したものは、小さなソーイングキットでした。

それを使って縫合しようという算段です。

しかし患部は背中のため、自分で縫合するのは不可能でした。

I could use a little help here.
(ちょっと手伝ってほしいんだが。)

ここで「I need your help」や「Please help me」とも言えますが、useを使ってよりスマートに頼み事をしています。

couldはcanの過去形であると同時に、依頼をする時の丁寧語として使われます。

could useで「〜を望んでいます」と表現することができ、a little help hereの部分には、望むものを当てはめることが可能です。

I could use a brake.
(ちょっと休憩したいな)

ストレートな表現に比べて、奥ゆかしさを出すことができます。

主語がyouなら「休憩した方がいいよ」という提案や丁寧な許可をすることもできます。

We could use some sleep.
(ちょっと一眠りしようか。)

仕事で大きなプロジェクトに取り組みつつも、徹夜仕事が続いて、チームメンバーももう限界。

そんな時はこのフレーズを使い、みんなで一区切りつけるのがいいでしょう。

3)Hang in there.

パニックが一段落すると、救助を待つため人々は目印になるように焚き火を作り、または途方にくれながらも思い思いに夜を迎えます。

「陣痛が始まった」と訴えた女性も無事です。

女性をジャックとともに介抱した男性が、食料を持って彼女の傍に座り、彼女の体調を気遣います。

Hang in there.
(頑張って。)

hangは「ぶら下がる、吊り下げる」という意味です。

そしてhang in thereは「そこにぶら下がっていて」という意味合いから、「そこで耐えて」「踏ん張って留まって」となり、「頑張れ」という訳になります。

たとえば、試合で「頑張れ」と言う場合、試合前なら「Do your best」が最適です。

ただ試合中なら、「踏ん張れ」というニュアンスを持つ「Hang in there」がぴったりです。

こんなシチュエーションもあるかもしれません。

不幸なことに、友人が大きな怪我をしてしまったが、救急車が来るまでもう少し時間がかかりそう。

そんな時は

Hang in there!
(しっかりしろ!)

と声をかけてあげることができます。

あるいは部下が大きなプロジェクトに携わっています。

ただ進捗状況はかんばしくなく、疲れ切っている部下。

Hang in there.
(くじけるなよ。)

この声かけは、きっと部下を奮い立たせるでしょう。

山登りを楽しんでいたあなたと友人はうっかり足を滑らせて、なんとか崖の縁につかまっています。

体力のない友人は、限界が迫っています。

Hang in there!
(つかまっていろ、頑張れ!)

このようなシチュエーションなら、Hang in there そのものの訳以外はありません。

4)bodies

一晩明けたところで状況は好転しません。

機体の残骸近くには多くの動かぬ犠牲者が残されています。

死体に相当する単語は色々ありますが、「人間の死体」はcorpseがあります。

ですがbody(体)という単語は頻繁に使われます。

ドラマでは複数なのでbodiesとなっています。

劇中、一人が bodies をそのまま口にするのが憚られた様子で、「b-o-d-y-s」とアルファベットを読み上げます。

発音するときは問題ないですが、綴る時には気をつけましょう。

yで終わる名詞の複数形は、yの直前が母音ならそのままsをつけて、子音の場合はyをiに変えてesです。

その間違いを指摘するのが小さな子供、というのはちょっぴり笑えます。

『ロスト』はこんな方におすすめの作品

  • ホラー系ミステリー好きな方
  • ハラハラドキドキがたまらない!という方
  • ヒューマンドラマ好きな方

『ロスト』で英語学習の感想

日本でもブームを巻き起こした大人気ドラマ。

ドラマを見る際にいつも参考にするIMD(Internet Movie Database)でも10ポイント中8.4ポイントと高い評価を受けています。

単なる無人島遭難アドベンチャーではなく、謎が深まるストーリー展開です。

1話目で墜落の状況が明らかになった後、今後展開していく物語の謎のタネが沢山ばら撒かれていきます。

そして孤立無援で激しいストレスがかかる状況下では、誰もが疑心暗鬼になり、人間模様も気にかかるところです。

色々な登場人物がいるので、その一人一人の話し方に注目して見てみるのも楽しみ方の一つです。

ちょっと癖のある話し方も、聞き慣れると単語がすっと入ってきます。

また医療ドラマが好きな方は、ジャックのセリフや行動も見どころの一つになります。

医療用語は難解なものが多いですが、語彙を増やすには大いに役立ちます。

さらに飛行機好きなら覚えたい単語として、turbulence「乱気流」があります。

飛行機に乗る機会が多い方なら聞いたことがあるかもしれませんが、もしもこの単語が聞こえてきたら、客室乗務員の指示に従ってください。

その他、「動揺」や「社会的混乱」を指すこともあります。

果たして、ジャックは本当に恐怖を振り払える心強いヒーローなのか。

あるいはそれを演じているだけなのか。

この先の彼の言動も見逃し厳禁です。

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