洋画を観ながらの英語学習はおすすめ!
楽しみながら続けられる英語学習方法の一つです。
今回は、特にリスニング力を伸ばしたい英語初心者におすすめの洋画と、洋画を活用した英語学習方法をお伝えします。
英語初心者におすすめの洋画の選び方
英語学習のための洋画選びですが、基本的にはどんな洋画を選択しても構いません。
ただリスニング力を伸ばすには、繰り返し同じものを観ることが大切なので、「自分の好きな洋画」「繰り返し観ても飽きない洋画」を選びましょう。
またアメリカ映画やイギリス映画と色々ありますが、一つの作品を選んでトレーニングしていくので、その洋画の英語に耳が慣れていきます。
もちろんアメリカの映画ならアメリカ英語、イギリス映画ならイギリス英語に慣れていくようになりますので、好みの方を選んでください。
どちらかの方が良いということはありません。
好きな英語、自分が話したい、力をつけたいと思っている英語を選び学習していきます。
特に好きな洋画がない方や、洋画を観ながらの英語学習は自分にはハードルが高そうと思う方は、ディズニー映画でもOKです。
子ども向けだからと、ディズニー映画をあなどってはいけません。
日常英会話なら子供向けの作品でも十分勉強になりますし、発音もハッキリしているので、まず最初の取り掛かりとして最適です。
洋画を観ながらリスニング力を伸ばすための英語学習方法
では洋画を観ながらの具体的な英語学習方法に進んでいきましょう。
今回は3ステップに分けて紹介していきます。
第1段階
第1段階では「英語音声+日本語字幕」で映画を観ます。
第1段階では緊張せずに、いつものように楽しみながら映画を観て、まずは映画の内容を把握します。
ただ英会話の雰囲気に慣れることも大切なので、日本語吹き替えでは絶対に観ないでください。
第2段階
映画の内容把握ができたら、「英語音声+英語字幕」にして再び映画を観ます。
英語字幕にして観ることで、実際に英語で何と言っているのかを目で追えるので、分かりやすく、また聞き取りやすくなります。
第1段階で映画の内容が分かっているので、「このシーンは英語でこう言っていたのか」と英語表現も分かってきます。
この第2段階では、映画を観ながら英語字幕が追えるようになるまで、繰り返し観るのがおすすめです。
繰り返しの観賞になるので、ここでは多少の忍耐が必要です。
見飽きてしまう作品だと続かないので、本当に好きな洋画を選んでください。
第3段階
最後の第3段階では、字幕を消して「英語音声のみ」で映画を観ましょう。
内容把握をしていて、どのシーンでどんな英語を話しているのかも英語字幕つきで繰り返し観て覚えているので、字幕なしでも、その映画は難なく観ることができるようになっています。
そして耳が英語に慣れています。
「字幕がないのに、内容も分かるし、英語も聞こえる!」とびっくりできた方は、トレーニング大成功です。
「またまだ分からない部分が多いな」と感じた方は、第2段階に戻り、また英語字幕で繰り返し観てみましょう。
英語トレーニングのポイント
この英語トレーニングで大切なことは、1つの映画をとことん観ることです。
いろいろな映画をたくさん観るよりも、1つに限ることがリスニング力を伸ばす近道です。
色々な映画に手を出してしまうと、耳に入ってくる英語の幅や量が多くなってしまい、かえって耳が辛くなってしまいます。
少しずつ、だけれども着実に力を伸ばすには、1つに絞り、その選んだ洋画の英語をしっかりとマスターすることです。
同じ英語を繰り返し聞くことで、リスニング力はどんどん伸びてきます。
特に難しいトレーニング方法ではありませんが、続けることが何よりも大切です。
トレーニングを繰り返していく上で
「映画1本分を毎回観るのは辛い」
「そもそも2時間(映画1本分)の時間を確保することが難しい」
という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方は、好きなシーンごとに区切って、同じように3ステップを踏んでください。
シーン別でも問題はありません。
あくまで、同じ映画、同じシーンを観続けることがポイントです。
このポイントを守ってレーニングを続ければ、作品全体でもシーン別でも、どちらでも効果があります。
選んだ1つの映画が字幕なしで観れるようになったら、違う洋画でも同じように3ステップで観てみてください。
たくさんの洋画を観ることで、英語の幅も広がります。
そして、この方法を続けていくうちに、洋画に限らず、英語が耳にすんなりと入ってくるようになります。
そんな変化の日がくるのを楽しみに、楽しみながら3ステップで洋画を観ていきましょう。
リスニング力を伸ばしたい英語初心者におすすめの洋画5選
英語学習するにあたっては、自分の好きな洋画を選ぶのが一番ですが、なかなか選べないという方のために、個人的におすすめの洋画を5つご紹介しておきます。
『ラ・ラ・ランド(LA LA LAND)』
第74回ゴールデングローブ賞・作品賞受賞映画。
アメリカ英語で、セリフもとても聞きやすい発音です。
歌もミュージカルならではのものなので、しっかり聞いていると、字幕と英単語が合致してきます。
『バットマン ビギンズ(Batman Begins)』
昔から大人気のバットマンシリーズ。
『バットマン ビギンズ(Batman Begins)』は、新3部作『ダークナイト トリロジー』の第1作目です。
バットマンは声が低かったり、主要キャラクターがイギリス英語のこともあり、少し発音が聞き取りづらいかもしれません、
ただそれ以外は、難しい英単語が頻出するわけではありませんし、アクションシーンが多く、かっこいい映画なので、ワクワクしながら英語学習ができます。
『ナルニア国物語 ライオンと魔女(The Chronicles of Narnia: The Witch, The Lion and The Wardrobe)』
ファンタジー映画ですが、イギリスらしい描写が多く、世界観に引き込まれます。
とても聞き取りやすい英語で話されているので、初心者の方でも観やすい映画です。
さまざまなキャラクターが出てくるので、それぞれの立場によって異なる話し方をしています。
英語の喋り方の違いに注目して聞いてみると、より面白く観れます。
『マイ・フェア・レディ(My Fair Lady)』
オードーリー・ヘプバーンの代表作の一つ。
リスニングのために観るのはもちろんですが、英語発音を練習している主人公と一緒に発音練習してみるのもおすすめです。
ミュージカル調なので音楽もあり、最後まで楽しんで観ることができます。
イギリスの階級社会や文化も知ることができるので、より英語に興味が湧き、英語学習意欲がかき立てられると思います。
『アナと雪の女王(Frozen)』
大ヒットしたディズニー映画です。
「Let it go」を歌われたことがある方も多いはず。
しっかりと抑揚があり、リズミカルなアメリカ英語で、とても聞き取りやすいです。
聞いているだけでも、こちらが楽しくなる映画です。
『アナと雪の女王』に限らず、ディズニー映画はハッキリとした英語で話されているものが多いので、初めて洋画に挑戦される方にはとてもおすすめです。
また時間もそこまで長くないので、英語学習に取り入れやすいです。