英語学習におすすめの海外ドラマ・洋画まとめ
PR

キャッスル(Castle)を英語字幕で観ながら英語学習!名言やスラングを学ぼう

海外ドラマを観ながらの英語学習は、楽しみながら続けられるのでおすすめです。

Watching international TV dramas with English subtitles is an excellent way to improve your English.

今回おすすめする作品は『キャッスル(Castle)』です。

キャッスルを英語音声で観る >

スポンサーリンク

『キャッスル』の概要

書けば売れるというベストセラー作家、リック・キャッスル。

しかし彼は人気シリーズの執筆が「仕事」に思えてきて、退屈し、もっと「楽しみ」を求めるようになっていました。

そんなある日、ミステリーである彼の作品を模倣した殺人事件が起こります。

事件の手がかりをつかもうと、リックを召喚するのがケイト・ベケット。

NYPD(New York Police Department=ニューヨーク市警察)の刑事です。

それをきっかけに「うまそうな臭い」を嗅ぎつけたリックは自ら協力を買って出るのでした。

そこには職業的なプライドもありました。

売れっ子ミステリー作家らしく、優れた彼の洞察力と推理力は見事なものです。

しかし常におちゃらけた態度のリックに、苛立ちを覚えるケイト。

決して「実りのある協力関係」を築けない中で、事件は解決されていきます。

すっかり味をしめたリック。

幅広い層にファンを持つこのベストセラー作家は、あらゆるコネを使ってまんまと「コンサルタント」を名乗り、事件に首を突っ込んでいくのでした。

全米ドラマファンが選ぶ2つの著名なアワードで、最高の栄誉に輝く「最も好きなドラマ」を受賞し、視聴率は回を追うごとに急上昇のドラマです。

きっとあなたもハマること間違いなしです。

『キャッスル』の評価

ジャンル刑事、コメディー、ミステリー
セリフの速さ4.0
セリフの量5.0
日常英会話で使える度4.0
旅行英会話で使える度2.0
ビジネス英会話で使える度2.0
笑い・ユーモア4.0
1話の長さ43分
シーズン1放送開始年2009年
製作国アメリカ

『キャッスル』の発音

アメリカ英語です。

犯行現場に向き合う刑事たちはピリピリとしているので、少し早口で、主語などが発音されない場合が多くあります。

何度か繰り返して見ることで、聞き取りが上達し、不明な単語も減っていきます。

『キャッスル』で学べる英単語やフレーズ

  • occupational hazard
  • The last thing I want to when I go home is read murder books.
  • We got him.
  • psychopath
  • Fool me once, shame on you. Fool me twice, shame on me.

occupational hazard

ミステリー作家の最高峰と紹介されるリック・キャッスルの新刊発売イベントから話は始まります。

熱狂する人々、サインを求める人々。

お調子者のリックは、おちゃらけた様子でそれに応えます。

「キャッスルさん?」と背後から声をかけられ、「どこにサインを?」と振り返ると、そこにはバッヂを掲げた刑事ケイトが怖い顔で立っていました。

珍妙なる「迷コンビ」誕生の瞬間です。

任意同行に応じはするも、リックはいつもの通りの涼しい顔で、お調子者振り全開です。

そんな中、リックの小説の場面そっくりの殺人事件が起きたことを話すケイトは、ファンから奇妙なファンレターをもらうことがあるかと問います。

そんなことは日常茶飯事、

occupational hazard
(職業病)

とリックは答えます。

このoccupational hazardは「職業的な危険」という意味です。

仕事中のケガなどが相当します。

しかしドラマでは「職業に関する厄介事」という意味で「職業病」と訳されています。

また精神分析でも同様に「職業に関する厄介な癖」という意味で使われています。

職業柄ついついやってしまうような行動を指す場合の「職業病」をすっきりと当てはめる英単語はありませんが、こんな使い方もあるという例です。

The last thing I want to when I go home is read murder books.

少なくとも、リックの小説は無関係とは言えないとケイトは判断し、部下たちにリックの作品を読むように指示します。

ほんの些細な手がかりでも、小説の中から探し出せるはずだ、と。

少しうんざりした様子の部下がケイトの横に座り、ため息をつきこう言います。

毎日、毎日、死体を見てるんだ。

The last thing I want to when I go home is read murder books.
(家に帰ってまで殺人の話なんて読みたくもない。)

と訴えます。

まず、このreadは動詞ではなく名詞で、「読書をしている時間」を指しています。

そして「the last thing I want」は「絶対にお断り」「〜するのはごめんだ」という強調の表現です。

「最後の最後にならやるのなら仕方ない」つまり「やりたくない」という意味です。

The last thing I want is cheep wine.
(そんな安物のワインなんて飲みたくない。)

高級ワインばかり飲んでいると、確かに安価なワインは美味しくない、と思うかもしれません。

Calling him for help is the last thing I want.
(彼を手伝いに呼ぶなんてまっぴらだ。)

ひょっとしたら、彼は助けになるどころか、場を混乱させる問題児なのかもしれません。

The last thing I want to do is to get sympathy from you.
(お前から同情されるなんてごめんだ。)

仕事でしくじって、ライバルからの同情の言葉は、おそらく非常に気に触るものでしょう。

That’s the last thing I want.
(それだけはしたくない。)

この文章だけを見ると「それが私が最後に欲しいものだ」という内容に見えますが、相手に「〜するなよ」と言われた時に、こんな風に答えられます。

ただし次の例文のように、last thingが文字通り「最後に」を表す場合もあるので、前後の文脈に注意して判断してください。

The last thing I want to know is your name.
(最後に知りたいのは、君の名前だ。)

We got him.

ついに第3の殺人が起こってしまいます。

やはりリックの小説の一場面を模倣した犯行現場(crime scene)。

状況検分をしていると、そこにファンレターから採取された指紋の照合結果がもたらされ、容疑者が特定されました。

We got him.
(奴を捕まえるぞ。)

そう言って、刑事たちは慌ただしく駆け出します。

ここで注目して欲しいのはgotという過去形。

これから捕まえに行くのに、なぜ過去形?

日本語に直訳すれば「彼を捕まえた」です。

これから起こることなのにwillやbe going toを使わずに過去形にしているのは、予定ではなく「決定事項」であるという表現です。

「絶対に」「確実に」と。

誰かに何かを頼まれた時の気軽な応答として「I got it」あるいは「Got it」がよく使われます。

ちなみにgetは非常に使い勝手の良い動詞で、シチュエーションごとに色々な訳語を当てることができます。

この場合ならば「理解する」という意味合いです。

getが過去形になっているのは「間違いなくやるよ」「任せて」というニュアンスを持たせるためです。

頼まれ事をされた時には、うってつけの答え方です。

ただし日本語に訳す場合は、過去形にはなりません。

物語の終盤でも、リックが犯人を捕まえるべく追いかける時も、I got him! というフレーズが使用されています。

psychopath

『キャッスル』で頻出の単語としてpsychopath(サイコパス)があります。

病理学的には「精神病者」となりますが、一般的に「異常者」を指します。

ミステリードラマや刑事ドラマでよく耳にする単語です。

psychがつく単語は「精神や心理に関連する単語である」と覚えておくと語彙が増えます。

  • psychologist(サイコロジスト)は心理学者
  • psychiatrist(サイキアトリスト)は精神科医

pは発音されません。

ことわざ紹介

Fool me once, shame on you. Fool me twice, shame on me.
(一度騙されたら、騙した者が悪い。二度騙されたら、騙された自分の恥。)

「一度失敗したら、そこから学べ」という教えです。

手錠をかけられたリックは

Cuff me once, shame on you. Cuff me twice, shame on me.

と言って、かすめ取ったと思われる手錠の鍵を取り出します。

二度はやられないぞ、と言わんばかりです。

『キャッスル』はこんな方におすすめの作品

  • 刑事ドラマが好きな方
  • コメディタッチの作品が好きな方
  • リズムのある会話を身に付けたい方

『キャッスル』で英語学習の感想

刑事たちは容疑者のアパートに突入、容疑者を確保、警察署に連行します。

指紋も一致し、物証らしきものも発見され、事件の解決が宣言されることになります。

しかしリックは「こんなに単純じゃないはず」と異を唱え、推理を続けます。

一方、ケイトも違和感を覚えていて、二人のコンビネーションはここから続いていきます。

リックの閃きや幅広い知識は、事件解決への大きな助けになります。

精神疾患に関する言及や、刑事関連の専門用語は初耳だったり、字幕にしても馴染みがなかったりします。

ただ物語の展開に関わってくる単語もあるので、字幕と音声を照合させながら観ると、ハードルは低くなります。

リックのセリフは、早口というよりも、スピード感がある、と言えます。

エピソードの視聴を重ねていくと、そのスピード感に慣れてくるので、聞き取りも楽になります。

おすすめの視聴方法は、まずはエピソードを全部見て大筋を把握し、その後で細かいところをチェックする、という方法です。

文字数制限があるため、字幕には訳されていない面白いセリフもあるので、是非とも音声に耳を傾けてください。

ミステリーに分類されるドラマですが、「犯人は誰だ?」よりも、解決までのやりとり、展開を楽しめる仕立てになっています。

ドラマなどを見る際にいつも参考にするIMDb(Internet Movie Database)でも10ポイント中8.2ポイントと高い評価を受けています。

事件の真相に迫ったリックがどんな行動をとるのか、とても気になるところです。

『キャッスル』が観れる動画配信サービス

Amazonプライムビデオ

『●●(△△)』はAmazonプライムビデオで配信されています(最新の配信状況は公式サイトでご確認ください)

Amazonプライムビデオは「定額制」&「映画やオリジナルTV番組が見放題」になる動画配信サービスです。

お気に入りの作品は購入、話題の新作はレンタルもでき、字幕版吹替版の両方が用意されています。

さらに30日間無料お試しもありますので、■■作品や■■作品が好きな方は視聴してみてはいかがでしょうか。

海外ドラマ/洋画を楽しみながら英語学習もできて、おすすめです!

キャッスルを英語音声で観る >