洋画を観ながらの英語学習は、楽しみながら続けられるのでおすすめです。
Watching foreign movies with English subtitles is an excellent way to improve your English.
今回おすすめする作品は『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(Fantastic Beasts and Where to Find Them)』です。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の概要
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、大ヒットファンタジー『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ『ファンタスティック・ビースト』シリーズの記念すべき第1作目です。
ハリー達が通っていた魔法魔術学校ホグワーツの指定教科書『幻の動物とその生息地』の著者である魔法動物学者ニュート・スキャマンダーが1920年代の魔法世界にいざないます。
この映画の面白さは、その時代設定と舞台となる場所ではないでしょうか。
ハリーやロン達がホグワーツで学んでいた時代から、当時の校長ダンブルドア先生がまだ若かった時代まで遡ります。
また、映画『ハリー・ポッター』シリーズでは舞台がイギリスですが、今回の映画ではアメリカのニューヨークが舞台となっています。
この作品を観終えたら、2作目の『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald)』も要チェックです。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の評価
ジャンル | ファンタジー、アドベンチャー |
セリフの速さ | |
セリフの量 | |
日常英会話で使える度 | |
旅行英会話で使える度 | |
ビジネス英会話で使える度 | |
笑い・ユーモア | |
作品の長さ | 133分 |
公開年 | 2016年 |
製作国 | アメリカ |
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の発音
作品では辞書には載っていない架空の魔法生物が出てくるので、聞いたことがない英単語が聞こえてきて戸惑うときもあるかもしれません。
しかし、『ハリー・ポッター』では舞台がイギリスなのでイギリス英語(ブリティッシュアクセント)に慣れておく必要がありますが、『ファンタスティック・ビースト』では舞台がアメリカなのでアメリカ英語を話す登場人物が多いです。
学校で習うのはアメリカ英語なので、あまり抵抗なく聞き取ることができるのではないでしょうか。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で学べる英単語やフレーズ
1) What do you propose to offer the bank as the collateral?
What do you propose to offer the bank as the collateral?
(何を担保として銀行に提供しますか?)
家を借りるときなど担保が必要な時がありますよね。
「担保」は英語で 「collateral (コラテラル)」と言います。
この映画では、マグル(魔法使いでない人)であるコワスキーという男性がパン屋を開くために銀行に出向きます。
その際、「パン屋を開くための資金を貸してほしい」と銀行に頼むのですが、それを聞いた銀行員が「何を担保にしますか?」と聞くわけです。
何かを契約するときなど、知っておいて損はない英単語ですね。
He used his home as collateral for a business loan.
(彼は、自宅を仕事の借金の担保として使った。)
They have also found it hard to use their buildings as collateral for loans.
(彼らは自分たちの建物をローンの担保として使用するのを難しく感じていた。)
担保は万が一債務の支払いが困難になった場合、弁済確保のために債務者に提供するものですよね。
この意味からcollateralには「巻き添え」という意味もあります。
Cause collateral damage against ordinary citizens.
(一般市民に対する巻き添え被害をもたらす。)
2) What gave it away?
「What give it away?」は「(何も言っていないのに)なんでわかったの?」という意味になります。
ひょんなことから魔法生物学者ニュートと行動をするようになったコワスキー。
彼は魔法使いではないので、ニュートが飼っている、ありとあらゆる魔法生物を目にしてびっくり仰天してしまいます。
ですが、不思議な魔法生物たちを目にしたものの「これは夢じゃない、現実だ」と自分に言い聞かせるように言います。
そんな彼にニュートは「なんで(夢じゃないと)わかったの?」と聞き返すのです。
「give away」は「(秘密の情報を)漏らす、バラす、暴露する」という意味があります。
I don’t want to give away where we are going.
(行き先は秘密にしておきたいのですが。)
His accent gave him away.
(彼のなまりでお里が知れた。)
「giveaway」と名詞として使い、「秘密をバラすもの」として使うこともできます。
また、この単語には無料で「配布するもの」という意味もあります。
これはYouTuberなどがファンに自分の私物などをプレゼントする際に使われたりもしていますよね。
10 Tips on How to Win Giveaways on YouTube.
(YouTubeで景品をもらうための10の方法。)
You should get the free giveaway.
(あなたはその景品をもらうべきです。)
3) That’s why they accuse me of favoritism.
That’s why they accuse me of favoritism.
(だからえこひいきなんて言われるんだ。)
誰かを「ひいきにする」は英語で「favoritism」と言います。
主人公ニュートは数ある魔法生物の中でもピケットという緑色の魔法生物をいつも肩に乗せて歩いています。
ニュートのことが大好きで、いつもニュートにべったりなピケット。
そんな可愛らしい姿を見て、他の魔法生物に「ひいきしていると責められる」と冗談を言います。
I’m not showing favoritism toward him.
(私は彼をひいきしているつもりはないよ。)
「show favoritism to」で「(人)をえこひいきする」という意味になります。
We need to prevent favoritism from creeping into the grading.
(採点時に知らないうちにえこひいきしてしまうのを防ぐ必要がある。)
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』はこんな方におすすめの作品
- 『ハリー・ポッター』シリーズが好きな方
- ファンタジーな世界が好きな方
- 動物が好きな方
- イギリスやアメリカの雰囲気が好きな方
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で英語学習の感想
魔法生物と主人公との掛け合いや、それと並行して繰り広げられる闇の魔法使いとの戦いというのは、理解しやすい内容構成です。
アクションシーンも多く、難しいロジックが隠されているわけではないので、楽しみながら新しい英語表現をピックアップできます。
また、愛嬌たっぷりの様々な魔法生物と出会えるのも、この作品の楽しみの一つではないでしょうか。
『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズならではの独特な世界観は、私たちを楽しい英語学習の世界へと連れて行ってくれます。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が観れる動画配信サービス
※本ページの情報は23年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(Fantastic Beasts and Where to Find Them)』はU-NEXTで配信されています。
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